LINE WORKS連携:プロビジョニングを初期設定する
2025年2月15日に実施したCloudGate UNOアップデートにて、LINE WORKS へのプロビジョニングの際にエラー「Unexpected provisioning error occurred」が表示される事象に対応しました。LINE WORKSプロビジョニングをご利用されていたお客様には、お手数をおかけし大変申し訳ございませんが、LINE WORKSアプリに必要な設定を行うことで事象が解消しますので、リンク先記事の対応策をご覧ください。
CloudGate UNOはLINE WORKS のアカウントに対して作成・更新・削除(停止)といった処理を行うことができます。これらの処理を行うためには、お客様のLINE WORKS環境およびCloudGate UNOでプロビジョニング設定が必要です。
このガイドではCloudGate UNOとLINE WORKSを連携するための設定について説明します。
目次
2. API接続に必要な情報の取得
2-1.LINE WORKSアプリの作成
2-2.CloudGate UNOに必要な情報を取得する
1. 利用に際しての前提条件、注意事項
プロビジョニング機能を利用するには、LINE WORKSにてSSOが有効化されている必要があります。
またLINE WORKSと連携するレルム配下の組織が、レルムを含め9階層以内であることをご確認ください。(LINE WORKSの仕様上、連携できる組織階層は9階層までとなります。)
LINE WORKSのアカウントにExternal Keyが設定されている必要があります。
2. API接続に必要な情報の取得
本手順では、プロビジョニング機能の利用にあたって必要なLINE WORKS側の設定を実施し、CloudGate UNO管理者サイトに必要な情報の取得を行います。
2-1.LINE WORKSアプリの作成
- LINE WORKS Developer Console(https://developers.worksmobile.com/ )にログインし、API >ClientApp にて「アプリの新規追加」をクリックします。
- アプリ名を設定して、「同意して利用する」をクリックします。なお、アプリ名は任意に設定して問題ありません。
- アプリ情報の画面が表示されましたら、トークン設定を以下の通りに設定します。
Access Tokenの有効期限:24 hours
Refresh Token Rotation:Off - アプリ情報内、OAuth Scopesの「管理」をクリックします。
OAuth Scope の選択画面にて、「orgunit」および「user」にチェックを入れ、保存します。
- OAuth Scopes に「orgunit」および「user」が追加されていることを確認し、「保存」をクリックします。
- 作成したアプリの設定内容などを確認できる詳細画面が表示されます。表示されなかった場合、Developer Console内のAPI >ClientApp 画面にて、2で設定したアプリ名が表示されていますので、そちらをクリックしてください。
アプリの詳細画面内で、Service Account の「発行」をクリックし画面の案内にしたがってOKと進めると、値の表示と新たな項目 Private Key が表示されます。
2-2.CloudGate UNOに必要な情報を取得する
- LINE WORKS Developer Console内のAPI >ClientApp 画面にて、2-1で作成したアプリ名をクリックします。
- Developer Console内の画面から、以下の情報をテキストエディタなどにコピー、取得します。
Domain ID
Client ID
Client Secret
Service Account
Private Key の「発行/再発行」をクリックし、key形式のファイル(認証キー)をダウンロード
3. CloudGate UNO管理者サイトでの設定
2-2で取得したAPI接続に必要な情報をCloudGate UNO管理者サイトに設定します。
(左メニュー)サービスプロバイダー >LINE WORKS の編集をクリック >プロビジョニング設定タブ
- 接続設定欄に表示されている各項目に「2-2.CloudGate UNOに必要な情報を取得する」で取得した値を入力します。
接続設定 項目 入力する情報 Domain ID Developer Consoleトップ画面の左側に表示されている値 Client ID アプリの詳細画面に表示されているClient IDの値 Client Secret アプリの詳細画面に表示されているClient Secretの値 Service Account アプリの詳細画面に表示されているService Accountの値 認証キー Private Keyよりダウンロードしたkey形式のファイル
アップロードしますと画面が更新されますので、最初にファイルをアップロードし、その他項目の値を入力します。 - 接続確認の「テスト」をクリックし、画面内に「LINE WORKSのプロビジョニングテストが成功しました。」と表示されることを確認します。
- 画面右下の「保存」をクリックします。
CloudGate UNOからLINE WORKSへのプロビジョニングを利用するには、お客様任意のタイミングで プロビジョニングをOn に変更、保存する必要があります。リンク先の内容を確認のうえ、切替えてください。