【Q&A】Microsoft 365 連携:PowerShell によるコマンド実行の前提条件とトラブルシューティング
前提条件
Microsoft PowerShell によるコマンドを実行するために必要な前提条件について、Install the Microsoft Graph PowerShell SDK<外部サイト> を参考にご案内します。
以前とは別のデバイスでコマンド作業を実施する、利用していたデバイスを入れ替える、などの場合にはあらためてインストールをご実施ください。
Windows PowerShell バージョン 7.x
スタートメニューの検索バーで PowerShell と入力しても検索結果に該当アプリが表示されない場合、もしくバージョンが 7 未満の場合はインストールします。
Windows への PowerShell のインストール<外部サイト>
Windows PowerShell 5.1 から PowerShell 7 への移行<外部サイト>
Windows .NET Framework バージョン 4.7.2 以上
Windows OS には標準インストールされていますので基本的にはインストール作業不要ですが、デバイスの購入時期等によってはバージョンが低い場合がありますので、可能な限り最新バージョンをインストールします。
Installation guide - Supported Windows versions<外部サイト>
(バージョン確認方法:How to: Determine which .NET Framework versions are installed<外部サイト>)
PowerShell 実行ポリシー "RemoteSigned"
管理者として実行している PowerShell で、下記コマンドを実行します。
Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser
モジュール
管理者として実行している PowerShell で下記コマンドを実行します。モジュールのインストール中に 信頼されていないリポジトリ(Untrusted repositry) に関するメッセージが表示された場合 すべて続行(Yes to All) を選択します。
Install-Module Microsoft.Graph -Scope CurrentUser -Force
【refreshTokensValidFromDateTime 設定 に必要なモジュール】
Install-Module Microsoft.Graph.Beta -Scope CurrentUser -Force
トラブルシューティング
CloudGate サポートへのお問合せを元にトラブルシューティングも記載しております。エラーが表示されてしまった場合、前述の 前提条件 をすべて対応済みかご確認いただくか、改めてすべての作業をご実施ください。エラーメッセージに応じた対処が必要の際には下記ご参考ください。
エラー事例1
Get-MgBetaUser : 1 つ以上のエラーが発生しました。 発生場所 行:1 文字:1 |
解決策:Windows PowerShell 最新バージョンをインストールしてお試しください。
エラー事例2
'Connect-MgGraph' コマンドはモジュール 'Microsoft.Graph.Authentication' で見つかりましたが、このモジュールを読み込むことができませんでした。 |
解決策:PowerShell 実行ポリシー "RemoteSigned" を実行してください。
エラー事例3
用語 'Get-MgBetaUser' は、コマンドレット、関数、スクリプト、ファイル、または操作可能なプログラムの名前として認識されません。名前が正しく記述されていることを確認し、パスが含まれている場合はそのパスが正しいことを確認してから、再試行してください。 |
解決策:モジュールをインストールしてください。