サービスアカウント一覧(CSV形式)
ユーザーアカウントの連携サービスを利用可能にするための CSVファイルについて解説します。
この CSVファイルは、 CloudGate UNO のユーザーIDとサービスプロバイダー側の ID(以下、アカウントID)を連携させます。すでに連携されているアカウントIDを変更することはできません。さらに、サービスプロバイダーとの連携解除、 Google Workspace連携での POP/IMAPアクセスの有効化・無効化、Microsoft 365連携のライセンスプロファイル変更、Form-based認証サービスのパスワード変更も行うことができます。
ダウンロードされる CSVファイルも同様の形式で保存されます。
CSVファイル作成時の注意点
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文字コードは「UTF-8」形式、「BOMなし」に設定し作成してください。
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ファイルの1行目に CSV項目を記載し、2行目以降に値を記載します。1行で1アカウント分のデータが設定できますので、複数のアカウントを設定する場合は1アカウント分ずつ複数行に分けて記載してください。
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CSV項目や値はカンマ区切りで作成してください。カンマ以外の区切り文字はサポートしていません。
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CSV項目は大文字・小文字を区別しません。
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データの操作(作成・更新・削除)により必須項目は異なります。必須項目はもれなく含めてください。
サービスアカウントの CSVファイル作成例
- 1行目に CSV項目、2行目以降に各項目の値を記載した CSVファイルの作成例です。Google Workspaceの場合を例にしています。
operation | serviceDisplayName | userId | accountId | mailProxyActive |
---|---|---|---|---|
CREATE | Google Workspace | test@example.com | test@example.com | TRUE |
テキストエディターでは以下のように確認できます。
"operation","serviceDisplayName","userId","accountId","mailProxyActive" "CREATE","Google Workspace","test@example.com","test@example.com","TRUE" |
サービスアカウントの項目一覧
- サービスアカウントが登録されている場合のみ対象となりますので、連携するすべてのサービスプロバイダーは記載されません。
CSV項目 | 画面表示項目 | 入力値 | 必須 | ||
---|---|---|---|---|---|
作成 | 更新 | 削除 | |||
operation | - | ユーザーアカウントをサービスプロバイダーと連携させる場合は"CREATE" すでに連携しており、変更する場合は"UPDATE" 連携を停止する場合は"DELETE" と記載します。大文字・小文字は区別されません。空欄にした場合は、処理は行われません。 |
● | ● | ● |
serviceDisplayName | 表示名 | 対象のサービスプロバイダー表示名を記載します。
Note: 左メニューの
から編集画面にて確認できます。
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● | ● | ● |
userId | ユーザーID | ユーザーID(@マーク以降含む)を記載します。 この値は『 ユーザー一覧(CSV形式) 』の「userIdReadOnly」からも入手できます。 この値の変更はできません。 |
● | ● | ● |
accountId | アカウントID | 対象のサービスプロバイダー側のIDを記載します。 すでに連携しているサービスプロバイダーの IDを変更することはできません。 他の項目で更新がある場合はすでに設定されているアカウントIDを記載します。 削除の場合もすでに設定されているアカウントIDを記載します。 |
● | ● | ● |
lastAccessTime | 最終アクセス日時 | 対象のサービスプロバイダーへ CloudGate UNO の SSO経由でアクセスした最終アクセス日時が記載されます。 CSVファイルをダウンロードした場合のみ記載があります。アップロードする場合は空欄で構いません。 |
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Google Workspace連携の場合 | |||||
mailProxyActive | POP/IMAPアクセス有効フラグ | メールクライアントアプリを使ったメールの送受信を許可するかどうかを記載します。 許可する場合は"TRUE" 許可しない場合は"FALSE"と記載します。 大文字・小文字は区別されません。 |
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Microsoft 365連携の場合 | |||||
licenseProfile | ライセンスプロファイル | Microsoft 365のライセンスプロファイル名称を記載します。 |
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immutableId | イミュータブルID | 作成の場合は空欄にします。 この値の変更はできませんので、更新・削除の場合は設定されているイミュータブルIDを記載します。 |
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cybozu.com連携の場合 | |||||
licenseProfile | ライセンスプロファイル | cybozu.comのライセンスプロファイル(サービス)を記載します。 |
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SCIM 2.0でプロビジョニングを行う場合 | |||||
scimUserResourceId | SCIM user resource ID | 連携先のサービスに既存のアカウントがある場合に、 CloudGate UNO のアカウントとリンクするために使用されます。 サービスプロバイダー設定画面:プロビジョニング設定 の 「SCIM user resource IDの入力方法」 の値により処理が異なります。 自動(推奨) :この値は無視され、連携先のアカウントは自動的に取得されます。 手動 :リンクしたい連携先サービスのアカウントを記載します。サービス側に新しくアカウントを作成する場合は空欄のままにします。 |
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その他サービス(Form-based認証)の場合 | |||||
servicePassword | サービス側のパスワード | accountIdで指定したアカウントの Form-based認証用パスワードを記載します。 Form-based認証のサービスで作成・更新の場合は、必須項目となりますので空欄にすることはできません。最大100文字まで記載できます。 ダウンロードした場合、この値は取得せず空欄となります。 |