Box 連携：プロビジョニングを初期設定する
CloudGate UNO は Box のアカウントに対して作成・更新・削除（停止）といった処理を行うことができます。これらの処理を行うためには、お客様の Box 環境および CloudGate UNO でプロビジョニング設定が必要です。
このガイドでは CloudGate UNO と Box を連携するための設定について説明します。
目次
1. 利用に際しての前提条件、注意事項
- プロビジョニングを On にしても、Box の仕様により SSO 無効化状態ではプロビジョニングは動作しません。
- Box のオートプロビジョニングをご利用の場合、APIによるプロビジョニングとの併用は非推奨です。オートプロビジョニングを停止するには、設定した追加属性およびカスタムフィールドの情報を削除します。また、サービス提供ベンダー様へオートプロビジョニングの停止をご依頼ください。
2. API 接続に必要な情報の設定
Box とのプロビジョニング設定にあたり、Box 開発者コンソールから以下の情報を取得します。
- クライアントID
- クライアントシークレット
- Enterprise ID
- マイアプリ ＞ アプリの新規作成 ＞「カスタムアプリ」をクリックします。
- アプリ名と目的を設定して、「次へ」をクリックします。なお、アプリ名と目的はどちらも任意に設定して問題ありません。
- 認証方法は「サーバー(クライアント資格情報許可)」を選択し「アプリの作成」をクリックします。
- 「一般設定タブ」内の「アプリ情報」から「Enterprise ID」の値をコピーし、テキストエディタ等に控えます。
- 「構成タブ」内の「OAuth 2.0資格情報」から「クライアントID」の値をコピーしてテキストエディタ等に控えます。続けて「クライアントシークレットを取得」をクリックし、この値もテキストエディタ等に控えます。
- 「アプリアクセスレベル」を「アプリ + Enterpriseアクセス」に選択します。
「アプリケーションスコープ」は「ユーザーを管理する」「グループを管理する」の2点にチェックします。設定を終えたら「変更を保存」をクリックします。 - 「承認タブ」に遷移し、「確認して送信」をクリックします。
- 表示されるウィンドウにて「アプリの説明」に任意の値を入力し「送信」をクリックします。
- Box管理コンソールにアクセスします。「アプリ」内にある「カスタムアプリマネージャー」から先ほど作成・設定したアプリを承認します。
承認ステータス「承認済み」、有効化ステータス「有効」となっていることをご確認ください。
3. CloudGate UNO管理者サイトでの設定
CloudGate UNO管理者サイトでAPI接続に必要な情報を設定します。
（左メニュー）サービスプロバイダー ＞Box ＞「プロビジョニング設定」タブ
- 接続設定欄に表示されている各項目に「2. API接続に必要な情報の設定」で取得した値を入力します。
接続設定 項目 入力する情報 クライアントID 手順5. の「OAuth 2.0資格情報」に表示されている「クライアントID」の値 クライアントシークレット 手順5. の「OAuth 2.0資格情報」にて取得した「クライアントシークレット」の値 Enterprise ID 手順4. の「アプリ情報」に表示されている「Enterprise ID」の値 - 接続確認の「テスト」をクリックし、画面内に「Boxのプロビジョニングテストが成功しました。」と表示されることを確認します。
- 画面右下の「保存」をクリックします。
以上で事前設定は完了です。お客様任意のタイミングで プロビジョニングをOn に切り替えますと、CloudGate UNOからBoxへのプロビジョニングがご利用可能となります。
